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中間的就労について

中間的就労と新しい自立の模索

 釧路市の自立支援プログラムでは、本人の「ステージ」に応じた多様な自立支援プログラムを用意しています。(下記図) その特徴は、「当事者のエンパワーメントを地域資源の中で図っていく」ことにあります。同時に課題もあります。それは、社会生活自立と就労自立の中間に位置する、いわゆる「中間的就労自立の場」がないことです。「当事者の自尊感情や希望の回復に見られる社会参加や働きへの気持ちを新しい雇用に結びける必要があります。

 自立支援プログラム(ボランティア)で活躍したら、「一般就労できるはず」となりがちです。御本人の自尊・尊厳を基本とする自立の形、働きの形は多様性に支えられます。人によっては年金や手当などの社会保障に支えられながら各々の働き方・社会参加が可能となるよう、次に示す「中間的就労自立の場」創出を掲げました。

 「中間的就労自立の場」は、直ちに一般就労を目指すことが困難な人に対して、社会的な自立に向けたサポートをする仕組みを組み込んだペイドワークの場です。人によっては50%のペイドワークが自立であったり、まずは30%、次に60%、そして100%へとステップアップすることが自立とすることもあります。つまり、人によって自立は段階的であり、ゴールもまた各様であると言えます。こうした「中間的就労の自立」は、同時に釧路地域のニーズと組み合わせてこそ生み出されます。

 ここで、中間的就労自立(ペイドワーク)による生活保護費の削減効果を算出してみます(ただし、基礎控除等の換算は除く)。もし、釧路市の生活保護扶助費平均月単価(約12万円)の1/3にあたる4万円を、21名の方が稼ぐことが出来た場合、図3の示す通り、年間約1千万円の保護費(税金)を削減することが可能です。そこから、この取り組みの事務的費用の捻出も可能です。